2024年5月19日(日) 多摩の森・大自然塾(奥多摩・鳩ノ巣フィールド)

 昨日の暑さとは打って変わって、曇り空の作業しやすい日となりました。

 体験コース(2名)はいつもの通り鳩ノ巣フィールドの案内後、ロープワーク、鋸や鉈などの道具の使い方を学びました。

 実践コース(5名)は花の里での草刈りでした。

 大鎌を使用しての草刈りは通常年1回(例年は6月)のため、皆やり方を思い出しながらの作業となりました。右足を前に、刃が欠けないよう鎌の刃先を少し上に上げ、背が地面につく感じで振るのがコツです。一気に刈ろうとするのではなく、鎌を振り回す慣性を利用して少しずつ刈り進めることでみるみるうちに草が刈り取られていきます。

 草丈がずいぶん低くなり、花の里は見違えるほどきれいになりました。

【参加者】7名 うちFIT3名(岸本、清水(長)、立川) 【スタッフ】5名 うちFIT2名(関、飯島)

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2024年4月29日(月)祝日 FIT鳩ノ巣フィールド春祭り

 春の晴れ間で気持ちの良い朝に花の里に集合、既に地主の方が広場の草刈りをしており、到着早々全員で大鎌を振って広場周辺の草刈りをした、多少でも地域貢献ができたように思います。

 午前中はフィールド内の巡視に向かう、作業道の状況や倒木などフィールド内の変化を監視しながら鳩ノ巣の植物の観察を行い、芽吹きや花の咲き方など春を気持ちよさを感じながら回り花の里へ戻った。

 午後からは花の里広場で春祭りを開催。いつもは大鎌を研ぐ時の台として使っている角材を椅子替わりにし、道具類を置く台をテーブル替わりにし、鳩ノ巣フィールドに感謝して乾杯。地域の喫茶店でテイクアウトした弁当を肴に鳩ノ巣特有の地域との関わり方や協力団体との関係性など今後の鳩ノ巣について話し合った。はじめはこれから先の未来について話をしていたが後半になって酒が回ると昔話になり、個性ある諸先輩の方々が活躍さたことで今の私たちが鳩ノ巣フィールドで活動ができることが理解できた。

楽しかった春祭りもあっという間に時間となり、午前中から天日に干していたヘルメットとロープ類を倉庫に収めて解散となった。

 牧田、関、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、岸本、丸山(英)、吉田(昇)立川、萩原、星野


2024年4月21日(日) 多摩の森・大自然塾(奥多摩・鳩ノ巣フィールド)

セリバヒエンソウやムラサキケマンなどの野草が咲き誇る中、気持ちの良い作業日和となりました。

体験コース(3名)はいつもの通り鳩ノ巣フィールドの案内後、ロープワーク、鋸や鉈などの道具の使い方を学び、最後に丸太運びを体験しました。

実践コース(6名)は2班に分かれて道の補修です。

実践コースの一つの班では道具小屋上の荒れていた斜面の道に階段を設置しました。半割りした丸太を土どめとし、それを4つ割にした丸太を杭にして固定しました。

もう一つの班では、崩れかかった道の補修です。まず、ボロボロの横木を除去し、運んできた丸太を設置し、杭を打って固定します。言葉では簡単ですが、実際には丸太をピッタリ地面に収めるための整地や丸太の下から土が流れ落ちないよう石を詰めたり、道を唐鍬でならしたりと結構大変な作業でした。

ただ、道作りはその結果が目に見えてわかり形に残るので、充実感を感じることができる作業です。参加者のみなさんは今後自分が作った道を通るたびに誇らしく感じることでしょう。

【参加者】11名 うちFIT2名(岸本、立川) 【スタッフ】6名 うちFIT2名(関、飯島)


2024年4月14日(日)

奥多摩の山々は新緑に覆われ、足元にはフデリンドウの花が咲いていた。午前中は、技術講座の杭作りで使用するアラカシの木を2本伐倒した。作業者同士で意識合わせをしながら、交代で受け口と追い口を作り、ロープで伐倒方向をコントロールしつつ伐倒した。2本とも末側は枝払い用に、元側は杭作り用に切断をして、講座を実施する場所に集材した。

 午後は、以前、伐倒し玉切りをしたエゴノキと杉を杭材用の材料として集めた。ナタと手ノコの実習では、広葉樹と針葉樹の各々を切断しその感触の違いを体験することになるだろう。作業を早めに切り上げ、ミーティングをして下山した。多くの花々が開花をして、下山途中で百花繚乱の景色を満喫した。道具の手入れと片づけをして解散した。

 

清水(好)、鈴木(幸)、諏訪、立川、星野、丸山(英)、岸本


2024年3月17日(日) 多摩の森・大自然塾(奥多摩・鳩ノ巣フィールド)

アブラチャンが芽吹き、作業のしやすい春らしい気候でした。

開会式の後、体験コース(6名)はいつもの通り鳩ノ巣フィールドの案内後、鋸や鉈などの道具の使い方や丸太運びを体験しました。実践コース(7名)は3班に分かれ道の補修や枝打ち、活動の拠点である花の里の整備などを行いました。

私が担当した体験コースでは、フィールド案内を兼ねて植林や自然の説明を聞いた後、ロープで引き解け結びの方法や鋸や鉈の使い方を実際に木にロープを結んだり、丸太を切ったり、杭を作ったりすることで学びました。その後、全員で5〜6mほどの太い丸太を運ぶ体験をしました。

参加者の皆さんからは「思ったよりハードだったが楽しかった」「ロープや鋸などの使い方を学べてよかった」「普段できない体験ができた」などの感想がありました。次回は実践班に加わって、新たな体験をしていただきたいと思いました。

【参加者】13名 うちFIT1名(岸本) 【スタッフ】7名 うちFIT2名(関、飯島)


2024年3月10日(日)

3月鳩ノ巣自主作業は3/2新会員向け技術講座体験会の際、掛かり木になっていた18mのヒノキをチルホールで牽引し引き倒す作業でした。事前に各人が操作方法の確認をし、出発。

作業は約30分ほどで終了しました。

次いで玉切りをし、皮むきをしましたが皮が薄く思うように剥けず皮むきが終わった時点で作業終了になりました。

関 飯島 鈴木(幸) 丸山 岸本  清水(好)


2024年3月2日(土)「森林塾体験会」

・鳩の巣駅集合9:40、今回の参加者は3名。鳩の巣駅前四阿屋で受付と体調確認、参加料支払いをして花の里へ移動し10:00に体験会開始。天候に恵まれるが、まだまだ寒い。あちこちで梅の花がほぼ満開。

・各自荷物を置き、準備したスパッツをつけ、頭に手拭いを巻き、円になる

〈開講式〉

・星野講師から開講のことば、各自自己紹介し、フィールドの地図を受け取り、1日の活動行程の説明を受ける。

・FIT貸出のヘルメットと、ナタのノコの二丁差しのテープ部に自分の名前を書き、装着の仕方の説明を受けて装着する。準備体操の後、不要な荷物は予めザックから出して倉庫内に置き、作業フィールドに移動する。途中、鈴木講師による葉を落とした木々の若芽の観察。

〈作業フィールド〉

・鳩の巣フィールドの成り立ちの説明を星野講師より受ける。

・FITが活動しているエリアに設置されているシカ柵を見る。

・シカ柵を超えた先から人工林になり、昨年業者により間伐され、林床に光が届くようになったヒノキ林を岸本講師の説明と見学をする。諏訪講師による道具(安全帯、縄、ステップ)を使った枝打ちのための木登りを見学する。見事だった。丸山講師による間伐の説明後実践し、参加者と講師が協力して、木にかけたロープを引っ張った。木を倒すことの危険性について指導を受けた。みなで息を合わせてロープを引っ張る一体感が心地よかった。

〈花の里へ戻り閉講式〉

・木を倒す作業に時間がかかったので、貸出の道具の手入れは講師の方々にお願いし、今回の感想を述べて解散後、駅へ急いだ。

〈今回の振り返り〉

・鳩の巣フィールドへ登る林道は途中から地盤の緩い箇所もあり、長靴では歩きにくかったので、登山靴にすればよかった。講師の方々のような地下足袋は、使ったことがないので、一度試してみたい。思ったより寒い1日となり、手がかじかんでしまった。早春の山での活動は過剰なほどの寒さ対策が必要と反省した。これからの活動の事前学習として大変為になりました。体験会の開催ありがとうございました。

参加者:坂井晋平、齋藤均、森和子

スタッフ:星野、丸山、鈴木(幸)、岸本、立川、諏訪


2024年2月18日(日) 多摩の森・大自然塾(奥多摩・鳩ノ巣フィールド)

2月にしてはそれほど寒くなく、作業のしやすい1日でした。

開会式の後、体験コース(3名)はいつもの通り鳩ノ巣フィールドの案内後、鋸や鉈などの道具の使い方や杭打ちを学び、実践コース(3名)は道を塞いでいた木の除去や間伐を行いました。

私が担当した実践コースで行った間伐では、まず参加者の皆さんで伐倒方向を決め、メインロープ及びコントロールロープをかけました。受け口、追い口それぞれ役割分担をして伐倒方向を見定めながら慎重に切り進め、コントロールロープを使用することもなく無事狙い通りの方向に倒すことができました。

参加者の皆さんは色々と学ぶことや新たな発見があったようです。

【参加者】6名 うちFIT1名(立川) 【スタッフ】6名 うちFIT1名(飯島)

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2024年2月11日(日)

準備体操の後

午前は3月に行われる「森林塾体験会」の準備班(間伐木の選木)と、植栽したイヌエンジュの木々を被圧しているエゴノキの伐倒班に別れ作業を行いました。山の斜面にあるエゴノキはツル植物が絡み、足場も悪いため、作業は慎重に交代しながら行い、伐倒後は枝の処理を行いました。

直径20cm程のエゴノキを伐倒した跡は林内の明るさが増し、花をつけるイヌエンジュや他の木々の生育環境も改善しました。

 

午後はフィールドを巡回し、雪上に残るフィールドサインや雪害木、枯損木の状態を観察し整備した後、杉の植林地にある杭材を運び、午前の作業途中であった伐倒木の後始末を行い本日の活動を終了しました。

 

冬も春も感じられた鳩の巣フィールドでの活動は楽しく、心地よかったです。

関、清水(好)、鈴木(幸)、立川、岸本、飯島、星野、丸山、吉田、諏訪


2024年1月14日(日)

2024年初めての自主作業となる。始めに地域の薬師堂に参拝し地域の方からのお札とお饅頭をいただいた。その後、鳩ノ巣フィールドの守り神となる「小滝」においてお供え物をそろえ祝詞を上げ全員で森の安全を祈願した。

神事の後はフォールド内を巡視し支障物等を除去・整理をした。

午後からはなるべく刃物を使う作業を避けて道づくりを実施、2班に分かれ、崩れてしまった横木を設置する班と必要な部材となる横木材や杭材をフィールド内から運搬する班と交代しながら実施し、長スパンの工区を整備した。

年始めの自主作業も無事に終わり、今年も安全第一で楽しく活動することを誓い、鳩ノ巣フィールドを後にした。

岸本、清水、関、立川、星野、丸山、吉田(五十音順、敬称略)計7名 

 

追記

供え物は正面に向かって左から水、米、塩の順、米の上に酒を置く

榊を奉奠し、祝詞奏上の後、撤饌、直会をして締めくくった。



2023年12月10日

12月としてはとても暖かく作業には打って付けの日、2班に分かれて作業開始。1班は枝打ちの準備、2班は先月に引き続き作業道の補修となり、2班は今後の補修にも多数の横木と杭が必要になる為、午前中は二手に分かれての材集め。午後は補強場所と方法を確認後、先ずは横木と杭用の材を設置場所まで運び、杭を数本作る。今回の補修場所は土がかなり流されていたので横木を2本重ね、杭を2本打って支え、空いている穴を石で塞ぎ、最後に山側から土を寄せて平らにして完了。 

これから季節は冬となり厳しい寒さがやってきますが、鳩ノ巣はいつも無理なく楽しく作業ができるフィールドです。

飯島雅巳 岸本雷太 清水好博 関 美知夫 立川洋一 星野 寛 丸山英二 鈴木幸代 合計8名 


2023年11月12日

10時にミーティング、体操を済ませ、9名が2班に分かれ、午前中の作業に入った。1班2名は次週の技術講座(枝打ち)の準備、2班はさらに2名ずつ3グループに分かれ、作業道の補修を行った。

杭を打ち込み、横木を固定し、場所によっては2本目の横木を下に、あるいは山側に配置するなど、現場の状況に合わせて3グループそれぞれが杭の位置、横木の配置を工夫した。午後は1班も作業道の補修に加わり、合計5か所を整備することができた。

掛矢を打ち込んだ時のカーンと響く音には熟練者との差を感じた。報告者は、掛矢を前のめりに使う悪い癖を指摘され、実地で修正を図ったが、コツは「餅つき」と言われたものの迷いが抜けなかった。

作業終了時に全員で検分した。横木に石を敷きつめ、唐鍬で山側から横木の方へ土を崩し、石の上に土を被せ平らにする、この作業は「最後の5分が重要」「土木は見えないところが重要」と教わった。

スギの落ち葉で掛矢、唐鍬の汚れを落とし、磨いた。そして、鋸と鉈のメンテ、ミーティングを済ませ、15時5分に解散した。森林施業のエッセンスを学んだ、密度の濃い1日だった。

 飯島雅巳 岸本雷太 清水好博 鈴木幸代 諏訪知子 関美知夫 星野寛 丸山英二 立川 洋一


2023年10/8(日) 

準備体操をして体をほぐした後、午前は次回の技術講座で行う枝打ちの下見を兼ねて、実際にハシゴを使用した枝打ちをした。枝隆を残すことや太い枝の場合は2段切りを行うなど、基本を思い出しながら作業した。

午後はフィールド内を歩き、枯れ木の伐倒や今後行う作業の洗い出しなどを行った。

秋らしい涼しい天候の中、気持ちの良い汗を流すことができた。

飯島、清水、諏訪、関、星野 

下山中に発見したキノコ


2023年9月10日(日)

準備体操をして体をほぐした後、午前中は 2班に分かれて1班はコナラの幼木を保護している囲いの修復等を行ない、

2班は次回の技術講座の下見として道づくりの場所の決定と材木の運搬に使用する材木の選定を行なった。

午後は講座で安全に材木を運搬するため重量等確認を行ない所定の位置まで移動した。

引き続き6月の技術講座で伐倒した杉材(約7.5m)を参加者全員で薬師堂まで運搬した。

杉材の長さと太さはなかなかのサイズであることを各自実感しながら安全な運搬方法に則り、改めて材木の運搬を実習することとなった。

約50分かけて運搬は無事終了した。気温も高く大汗をかいたが6人が力を合わせることで達成感を味わえた貴重な一日になった。

星野、鈴木(幸)、岸本、諏訪、立川、丸山(順不同、敬称略)


8月13日(日)

 

午前は、栗の木を伐倒した。若木だが山の斜面に幹が反り、材が硬かったので交代で慎重に行った。伐倒後は、枝払いをして適当な長さに玉切りをした。また、山の斜面にあった10メートルほどで枝払いのすんだ針葉樹の伐倒木を、力をあわせて作業道に引き上げた。

 

午後は、フィールドを巡回し、植生や作業道の状態を観察した。コナラの幼木を保護している囲いが外れていたので補修した。その周辺にあった広葉樹を伐倒し、別の広葉樹の枯枝を処理した。作業を終え下山したところで、天気予報どおりに雨が降り始めた。

関、清水(好)、鈴木(幸)、立川、岸本


2023.7.10

天候に恵まれず中止が続き3ヶ月ぶりの自主作業でした。

当日は2班に別れ、1班は次回技術講座で行われる下草刈りエリアの確認とフィールド内作業道の状況把握、他の班は前回の技術講座で伐倒したスギ、ヒノキ2本の枝落とし、皮むき等の造材作業を行いました。昼食後は全員でやり残した皮むきをしましたが、蒸し暑さのため全員発汗がひどく、終えた時点で作業終了し下山しました。

関、立川、星野、鈴木(幸)、丸山(英)、 清水(好)

 


2023年4月9日(日)

 

今回の作業は4/15に開催する「実践・森づくり技術講座」の準備とフィールド内の調査を実施した。

準備体操の後、薬師堂上の広場へ移動、そこから人工林内で間伐した残材の中から玉切り用の材と杭材を収集し薬師堂上まで運んだ、また、午後から枝払い用の材料として直径15cm程のアラカシを伐倒し広場に運んだ。

 

午後の後半は手製の地図を持ってフィールド内を巡り植生を調査した。

薬師堂上の広場では今まで簡易柵で守ってきたフデリンドウが昨年の数倍にも広がりそこかしこに咲き誇って皆を和ませた。

前日までの雨模様とは一転して晴れ、森で作業するには清々しく楽しい一日となりました。

 関、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、諏訪、星野


2023年3月12日(日)

 

今年度最後の自主作業は、先月と同様、一日スギの枝打ち作業となった。

ラダーとムカデ梯子、それにステップを使い、一枝一枝丁寧に、そして一列ずつ一番下の枝の高さが綺麗に揃うように枝打ちを行った。 降り注ぐ木くずを浴び、普段使いなれていない筋肉を使い、上部では風の影響でゆらりゆらりと揺れながらの枝打ち作業だったが、終了した際には全体が明るくなり、丁寧に手を加えられたスギの森が完成。 心地よい達成感に包まれた。

午後の余った時間には、次回の道づくりの場所を参加者全員で確認しあった。

 

アブラチャンの花が咲き始め、鳩ノ巣も着実に春を迎えています。

関、清水(好)、岸本、諏訪、丸山、鈴木(幸)


2023年2月12日(日) 

枝打ち.森林塾体験会準備 

10時に花の里道具小屋前に集合し本日の作業内容(枝打ち、2名は3月に控えている体験会の準備)の説明を受けた。準備体操の後、林業安全帯、二丁差しを装着し、ステップ、ステップラダー、ムカデ梯子を持ってフィールドに向かった。うっすらと積もった雪は広葉樹林内のみで、活動林内には雪は無く落雪も無かった。

梯子、ステップを使う体感を思い出しながら、また水分補給もしながら、杉の枝打ちを枝座から丁寧に行った。

昼は薬師堂上の作業フィールドへ移動して、春めいた陽射しの中で昼食を摂った。午後は体験会準備の2名も合流し、枝打ち。

黙々と枝打ち作業をした結果、参加者は満足と充実の表情、杉の木達も明るく、すっきりとした様相を見せていた。

山を下り、ノコの手入れと物品の片づけ後解散した。  

(次回も枝打ち予定)

 牧田、関、星野、清水(好)、鈴木(幸)、岸本、丸山、立川、諏訪 9名


2023年1月8日(日)

 

■薬師如来参拝

地元、棚澤地区の方々がお世話している、フィールド隣接の薬師堂にまず参拝した。

 薬師如来像にお参りし、世話役の方からお札・お神酒・紅白饅頭をいただく。

 お札には「家内安全 眼病平癒」と記載されており、大変ありがたい授かりものだった。

 ■山の神参拝

フィールド内を登り小滝(こたき)に向かう。

小滝を清掃し、平らな石を置き、米、塩、水と酒を供えた。

 7名が並び、サカキを供え、昨年の無事を感謝し本年の安全を祈願し森を整えることを誓い、 そろって二礼二拍手一拝した。手作りにして、厳粛な儀式であった。

 ■昼食時に見たもの

上部の落葉広葉樹の森に移動し、陽当たりの良い南東斜面で昼食を摂った。

ウワミズザクラの幹にはクマの木登りの爪の痕があり、横のアブラチャンにはシカの皮はがし(または角研ぎ)の痕が。ここには、野生動物が生きている。

■午後の作業

道作り用の間伐材運び、花の里作業小屋の補強のための間伐材運びの作業を行った。

 2人1組、3人1組の協働作業で、声に合わせて一斉に動く。カーブも橋も工夫して進む。

 終了時ミーティングを行い、15時15分解散した。

牧田、関、星野、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、立川


2022年12月11日(日) 

当日は、参加者の中で全体の進捗を管理をするリーダーを1人決め、メンバーがそれぞれ自由にアイデアや考えを持ち寄り、作業全体の方向性を定めながら作業を進めることにした。

まず、準備体操で身体をほぐし必要な道具を持って山に入った。作業現場は、山の中腹にあるつづら折りの急斜面につけられた道だ。長年の風雨の影響を受け荒れていた。朽ちて脆くなった横木を除去して、7メートル近くある新しい横木をつけた。しかし、斜面の凹凸が大きく座りが悪い。

そこで二つに切断し、唐鍬で繰り返し整地していくと、座りが良くなり、いい塩梅におさまった。カケヤを用いて杭を固定し、石を敷き詰めて、さらに整地していくと見栄えよく完成度の高い道が仕上がった。

下山後、一人一人が本日の出来栄えを自己採点したが、平均して70点前後でやや厳しめな印象だった。森づくりの指導者としてさらに向上するという心意気の表れであるかもしれない。何よりも修復された道が自然の猛威に耐えられてこそ本日の作業の真価が問われるからだろう。

共同作業を通して一緒に共有したイメージを形にしていく。そのプロセスの楽しさを道作りの作業を通して体感できた一日だった。

関、牧田、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、星野、丸山、岸本


2022年11月13日(日)

準備体操をして体をほぐした後、午前中は 花の里前FIT倉庫を花の里へ移動しました。男性参加者7名で人力の作業となりました。また女性参加者お2人には倉庫の荷物移動で大変ご苦労いただきました。

 休憩を挟みながらも倉庫の移動は順調に進み、花の里の軒下への据付も梁、柱、筋交いを試行錯誤しながらうまくかわして無事に完了しました。

   伐倒や材運びで力を合わせる作業は日ごろ学んでいる事もあり、その成果をこの作業にも発揮できたと実感しました。

 花の里で昼食後、鳩ノ巣フィールドの頂上を目指して散策を行ない、途中、5月に桧を伐倒したことで日照を確保できるようになったタカノツメから5枚の葉が出ていることを確認できました。

 さらに緑がかったクマノミヅキの落ち葉を踏みしめながら散策を続け、約1時間の登頂の後、はじめて目にしたのは10年前に植林されたコナラやクヌギが順調に成長している姿でした。

 下山の前に台風で崩落した薬師沢の現場を見て散策は終了しました。参加2年目、鳩ノ巣フィールドでの時の流れを改めて知ることができた一日となりました。

牧田、関、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、岸本、星野、諏訪、丸山(順不同、敬称略)- 

 


2022年10月9日(日)

 

準備体操で体をほぐした後、登山道の補修作業場所で必要な材の長さの確認をしました。その後、使用する材を必要な長さに切り、運んだ後、皮剥きを行い、今後の補修作業に備えて本日の作業は終了となりました。皮剥きですが、伐倒して間もないものは竹ベラで比較的簡単に剥くことができますが、時間が経つと、虫食いが始まりきれいに剥くのは困難でした。

雨が心配な空模様でしたが、なんとか天気ももち、気温的にも気持ちよく作業を行うことができました。

牧田、関、清水(好)、星野、飯島

 


2022年9月11日(日) 

 秋らしいカラッとした晴天で気分がよい。

今回の作業は9/17の技術講座で使用する道作りの横木にするヒノキの伐倒です。

50年生の通直な立派なヒノキです。

今回は指導者を除く参加者の一人がリーダーとなりその指揮の下、行動するという説明

をうけ、私が指名されたが急なことで面くらった。

普段、何の意識もせずにただ漫然と参加しているだけなので、段取りが悪く、思い通りに運ばない。

掛かり木になったり苦労しましたが、全員の協力で何とか目標通り倒すことができました。

チームワークと経験することの重要さを実感した自主作業でした。

参加者 牧田、関、鈴木(幸)、星野、丸山、諏訪、 清水(好)


 2022年8月14日(日)

台風の通過のため自宅を出る頃はまだ雨がパラついていたが、集合時間には日も差して猛暑になりそうな気配だ。

今回は下草刈り作業の予定、それぞれ大鎌を持って作業場所となる広葉樹の植林地のフィールドへ向かう、途中、シカの皮剥痕やホオノキの土用芽およびミツバアケビの未熟な果実を観察し、鳩ノ巣フィールドの様々な変化を感じながら現場に到着。

植林地ではススキや灌木などの下草が繁茂していたが、参加メンバーは久しぶりの下草刈りの感覚と真夏の暑さと休憩時の水の美味しさを味わって予定した区画を借り上げて午前の作業を終了した。

午後からは、コナラ植林地でシカ害防止の囲いを整備し周りの下草を除草した、特に日照を遮っているオオバアサガラを除去、最後に直径15cm程度に成長したオオバアサガラを伐倒したが年輪を数えると7年生、早い成長にコナラへの影響は大きく植林地では管理の必要性を感じた。

作業を終えて下山後、大鎌の手入れをし、暑かったがケガもなく無事なことを確認して充実した1日を終えた。 

関、牧田、清水(好)、飯島、丸山、諏訪、星野 

 


2022年7月10日(日) 

【本文】軽く準備体操をして体をほぐした後、まずは花の里で道の草刈りをしました。熱中症に注意しながら休み休みの作業です。大鎌を振るときは力を入れずに惰性で振るのが疲れないポイントです。次に先日間伐した材を適当な長さに玉切りして運搬しました。材運びは複数人で行う共同作業のため、みんなのイメージを一致させるリーダーの力が重要なことを学びました。先月は雨のために中止になったのですが、今回は気持ちのよい汗を流すことができました。

牧田、関、清水(好)、鈴木(幸)、星野、諏訪、丸山(英)、飯島

 


2022年5月8日(日) 

1班・2班に分かれてスギとヒノキをそれぞれ一本ずつ伐倒。

2班は5年目を迎えるタカノツメの生育状況を鑑み、光を覆っているヒノキを伐採。空間に光が差し、今後のタカノツメの生育が楽しみとなる。その後1班に合流し、上部が2股に分かれたスギの伐倒に全員参加となるが、その2股が前方のヒノキに絡み、チルホール、コントロールロープを駆使してもなかなか外れない。ツルをぎりぎりまで弱めて、山側に引っ張ってツルを引きちぎり、根本をチルホールで引っ張りながらなんとか伐倒することができた。難しい木ではあったが、コントロールロープの位置や木の様子を見ながらの調整が重要であることを学び、かなり中身の濃い一日となった。

【参加者(敬称略)】牧田 関 飯島 岸本 星野 中林 丸山 鈴木 合計8人


4月10日(日) 

花の里前に集合し、作業班と講座準備班に分かれての活動。

作業班は、フィールドまでの途中、①日光を遮られ生育の悪い『タカノツメ』の日照確保のため、対象の桧の伐採方向と方針の確認をした。②作業道の老朽の程度を確認しながら登り、優先順位を決め早急に交換が必要な箇所と小滝への道づくりを行い、昼をはさんで作業を修了した。後半は講座準備班と合流し、③次回講座の枝払い、杭作りの素材を準備した。下山途中、④日照が少なくなったイヌエンジュに対して、環境を整備するための対策を決定し本日の作業を修了した。

汗ばむ気候の中、春の花が咲き芽吹き始めた樹木に囲まれ、遺伝子に組み込まれているシュートの成長が樹木の生存戦略である事を知り、今までと違う樹木の魅力に気付かされた一日だった。牧田 関 清水(好) 飯島 岸本 星野 中林 丸山 諏訪

 


2022年3月13日(日) 

 

林内を通る風も暖かくなり、陽光も強くなり、山深い奥多摩にも春が訪れていることを感じました。午前中は、鳩ノ巣フィールド内でも標高が高く見通しの良いパノラマラインまで自然観察をしながら登りました。

 

作業道を登っていると、テンの糞や襲撃され散乱したヤマバトの羽、幹に刻まれたツキノワグマの爪痕など野生動物のフィールドサインを確認しました。また、早春のこの時期は、多くの山野草や低木にとって芽吹きのタイミングかと思います。しかし、標高の高い山間部にあるケヤキやクリなどの落葉広葉樹の高木はもうしばらく芽吹きの時を待っているかのようでした。それぞれの樹木が、その土地に合わせて多彩な生存戦略を持ち影響しあっている森の様子から、自然のダイナミズムを感じました。途中、作業道で横木の補修が必要な箇所を確認しました。

 

作業は、森林塾体験会で伐倒した杉材を二つに切り、各々の皮むきをして、運搬しました。途中で作業道が大きく曲がり谷になっている箇所がありました。長ロープを使い、材の元と末のどちらかを支点にして進行方向を修正しながらメンバーが掛け声と動作を合わせて乗り越えました。材は、横木の補修が必要な場所の近くまで無事に運搬しました。

 

共同で行う材の運搬方法、鋸の挽き方、丸太の回し方、足場の悪いところでの安全な身体の使い方など、振り返ってみると初心に立ち返って作業に取り組め充実した一日でした。

 関、清水(好)、鈴木(幸)、飯島、中林、星野、岸本  7名


 2022年2月13日(日) 

花の里倉庫前に集合し、林業用安全帯のメンテナンス後、使用方法の説明を受けて各自装着し

枝打ちに必要な用具を持ち、作業フィールドへ移動。

先月の技術講座に引き続き、午前中は②エリアの枝打ちを各自ワンタッチラダーとステップを使用して行なった。

昼食後、森林塾体験会で使用する間伐体験用の選木を行ない、候補の2本を選定し花の里へ下山した。

 

事前の予報では午後から雨または雪の予報にもかかわらず終日雨・雪に降られることもなく、また冬芽の観察や小動物の足跡等、先週の残雪のおかげで普段では味わえない景色を味わい,鳩ノ巣フィールド自主作業を終えた。

牧田、関、清水(好)、飯島、鈴木(幸)、諏訪、丸山 7名

 


2022年1月自主作業 

新年最初の自主作業に参加は6名。まずは薬師堂にて、地元棚沢集落の方々の新年行事に顔を出しご挨拶。御札と紅白饅頭をいただく。続いて小滝まで登り安全祈願の神事。小滝は凍結している。「山の神の棚卸し」の邪魔をしないように今日は刃物使用を控え、フィールド内巡視がメイン。その分、普段以上にじっくり色々見聞できた。クローン繁殖するフジのしたたかな生命力はまさに藤原氏並みで、伐ったツルの林内放置は禁物。小動物の毛と種子の混ざるキツネの糞。倒れたホオノキの潜伏芽から新たな幹が伸び上がっている。関東ではまれなウダイカンバは優良材。ウワミズザクラにクマの爪痕が。どんどん伸びる先駆種オオバアサガラ。樹幹が捻れて見える木がある理由とは?・・・フィールドのピーク、標高600m付近まで登りスカイツリーも望む。最後には前回伐倒したヒノキ材運びで一汗流し、今年の活動への思いを新たにした。

牧田、関、清水(好)、飯島、星野、中林


12/12の自主作業の報告をします。

今月の自主作業は前月倒したヒノキ2本の皮むきと枝処理を行いました。

皮むきは傾斜地での作業のため思いのほか重労働でした。暖かな日和の中、眼下の集落を見下ろしながらの作業でした。

参加者 関、牧田、星野、清水(好)(報告)

 


2021年11月14日(日)

 

 今回の作業は、12月「実践・森づくり技術講座」の道づくり実習で使用する材を付近の間伐材で準備する作業を実施しました。午前中は樹高約15mのヒノキ、午後も樹高約25mのヒノキを伐倒し2本の間伐材が準備できました。午前、午後とも周りの立木にかかったため簡単には倒れずチルホールを利用しての伐倒になりましたが、安全を確保しながら想定した方向へ倒すことができました。伐倒後は枝を払い、必要な長さに玉切りし、皮むきをした後、材を安全な位置まで運搬して完了、ヒアリハットもなく作業を終了しました。

 鳩の巣フィールドも紅葉が進み、避難小屋付近のイタヤカエデも枝先から赤く色づき始めました、また、最後に道具の手入れをしているとシカの”キョン”と言う鳴き声が聞こえ、鳩の巣フィールドにも寒い季節がやってくる気配を感じて帰路につきました。関、牧田、清水(好)、飯島、、星野

 


2021年10月自主作業

午前中はやり残した花の里の法面と作業道のススキ、チカラシバの下草刈りを行いました。

午後はアラカシ小径木2本を倒し薬師堂まで運び上げ技術講座の準備をしました。

傾斜地の下草刈りは思ったより疲れました。

鮮やかだった緑もだんだん勢いが衰え、秋が深まっていることを感じます。

ボントクタデの黄葉が河原を黄橙色に染めています。

関、牧田、鈴木(幸)、清水(好)


2021年鳩ノ巣9月自主作業

関、牧田、清水(好)、星野、飯島

コロナウイルス感染対策をしっかりして、午前中は今週末開催の「実践・森づくり技術講座」の準備です。丸太切りと杭作りのための材や、枝払い用のアラカシを広場まで運びました。午後は、鹿防護柵で囲われているコナラの苗木周りの草木を取り除く作業や、日当たりを良くするために近くの木を間引きしました。怪しい空模様でしたが、なんとか天気ももってくれて、気持ちのよい汗を流すことができました。


2021年4月11日(日)

 

コロナ禍で長いブランクとなり、今年初めての自主作業となりましたが、鳩ノ巣は春爛漫、色とりどりの花々彩られ、ちゃんと待っていてくれました。コロナの感染対策をしっかりして、午前中は4月の「実践・森づくり技術講座」の準備です。丸太切りの練習用に直径約18cmの丸太を2本、上から広場まで運んで長さを整え、次に広葉樹林帯へ移動し、アラカシを4本切り倒し、こちらも広場まで運んで長さ1m程に整えました。 数年前、何もわからずに「実践・森づくり技術講座」に参加させて頂きましたが、このような万全の準備をして迎え入れて頂いていたことがよくわかりました。午後は見回りを兼ねてのフィールド散策でした。フィールドはとても静かでしたが、それぞれの木々一本一本からしっかりとした力強いエネルギーを感じました。 これからまた一年、鳩ノ巣の森も活動し始めます。コロナに負けずに頑張りましょう。牧田、関、清水(好)、飯島、星野、鈴木(順不同)

 


2020年12月13日(日)

雲一つない快晴に恵まれた鳩ノ巣フィールド、稜線がクッキリと際立つ。

2月以来、10ヶ月ぶりの自主作業再開です。

鳩ノ巣では作業再開につきコロナ対策として「作業中のマスク使用、1m以内の接近禁止、マスクをはずす場合は2m以上の間隔をとり、かつ対面対話は避ける」 の3つを守るよう指示がありました。それに加え作業中の不要な私語も禁止となりました。

 今回は 午前中丸太の皮むき2本と午後小滝と呼ばれる周辺の整備を予定していましたが、久し振りの作業で体力不足が露呈したか、夏と違い剥けにくいのか1本むいただけで1日の作業が終了してしまいました。それでも竹べら、ピーラーの使い方、丸太の回転方法などマンツーマンの指導が受けられとても勉強になりました。作業中はウスタビガのマユ、薬師橋河原にはクロチク、河原石垣には紅葉したシノブも見られ、快い疲労感で帰路につきました。    関、牧田、野坂(敬称略)、清水(好)


2020年2/9(日)

立春が過ぎて、ようやくやって来た寒波による本来の冬の晴れ渡った青空の下、本年度の初めての自主作業を行いました。

午前中は、3月に実施予定の「森づくり技術講座体験会」での間伐用ヒノキの選木を行いました。薬師堂からフィールド西側の人工林へ行く途中、台風19号により被害のあった薬師沢を通り、その被害の大きさを目の当たりにしました。選木は人工林下部と上部2か所で行い、周囲の状況から処理し易いヒノキを複数選木しました。薬師堂までの帰り道、小滝の氷結を見ることができましたが、小滝が氷結するのはとても珍しいとのことでした。

昼食後、②フィールド(10数年前に植栽したスギ・ヒノキ)で枝打ち作業を行いました。作業はa.ラダー+ステップとb.登降器を使用する二組に分かれ行いました。作業者(2名ずつ)はabともに使った経験はあるものの久しぶりです。作業前に指導者より枝打ちの目的、枝打ち方法等の説明を受けて作業開始。枝打ちは樹高の半分くらいを目安に、事前に例えば日当たり等を確認しながら個々の木だけではなく、周囲全体を見ながら行うことが大事です。報告者はbの取り扱いに四苦八苦、チェーンの締めと緩めがスムーズにいきません。それでも何とかスギとヒノキでの作業を無事終了することが出来ました。

林内は日陰で風もあり、寒かったのですが、多少緊張感もあったのでしょうか、作業中は全く寒さも感じませんでした。

作業終了後、真新しい枝打ち跡を見ながら我々の作業が今後の林内の環境改善に繋がって欲しいと思いました。

 参加者(敬称略):牧田、関、清水(好)、鈴木(幸)、芝原、野坂(報告)


2019年12月8日(日)

雲一つない快晴の朝を迎えた鳩ノ巣フィールド。稜線がクッキリと浮かび上がる。どこも台風19号でかなりの被害を被り、その復旧作業に苦心しているところです。午前中は、応急補修した作業道や仕掛りの箇所を今後どう改善及び作り直していくのかを検討しました。また、台風以降まだ調査しきれていない場所も隈なくまわり現状調査をしました。以前定点カメラを設置してあった花折戸尾根直下のフィールド最高地点(標高650m付近)まで登りました。そのすぐ上部の土が直径10mほど丸く抉りとられていて土石流の発生地点であることを確認しました。その下部の広葉樹の稚樹は残念ながら被圧され、今後の生長は望めそうにありませんでした。昼食後、数年前に移植したコナラの状況を見て回りましたが、幸にも全部無事でした。午後も中盤になって、ようやく枝打ち作業を始め、1日を締めくくりました。牧田、関、小島、清水(好)

 


2019年4/14(日)

どんよりと曇ったあいにくの天候でしたが、集合場所近くの花の里広場ではヤマザクラ、ハナモモ、ハクモクレン、シデコブシ等の花がまだまだ見頃でした。樹木の新フィールドはまた美しい季節を迎えようとしています。

午前中は、小滝エリアに2015年7月に移植したコナラ実生の生育状況の確認と前回持ち越した鹿よけネットの調整及び張替え、さらに③の3エリア(標高約550m)にあるミズナラやイロハモミジ稚樹のネット調整とネット内に侵入したススキやスイカズラの除去を行いました。このエリアはあまり人が行かないせいか、イノシシが侵入した形跡やアナグマの巣穴複数が確認できました。午後からは同エリアのアブラチャンの除伐を行って、無事に一日の作業を終了しました。 

 参加者(敬称略):牧田、小島、野坂(報告)